4月24日 チェス遊び
2021年 4月24日 土曜日
今回は「お腹の子の検診に病院に行くので、その間、上の子供の面倒をみていただけないですか?」
とのご連絡をいただきました。
本日、シッターをさせていただいたのは5歳の活発な男の子です。
コンドミニアムのご自宅にお伺いさせていただき、お子様とご対面させていただきました。
「いそちゃん!今日は何して遊ぶ?」と明るい笑顔でお出迎えしていただきました。
子供も今日を楽しみに待っていたと、奥様から伝えられ、ありがたい限りです。
5歳頃ですと、様々なことに興味が湧き、チャレンジを行える年齢です。
「外で遊ぼうか?それともお部屋でお遊ぶ?」とお子様に聞いたところ、
「チェスがやりたい!学校でお友達がやってたの!でもやり方がわからないから、教えて!」とご提案をいただきました。
ここで問題があります。
そうです。私、いそちゃんはチェスができません。
しかし、せっかくチェスに興味を持ち、学びたいという気持ちを蔑ろにはできません。
ですので、「いそちゃんもよくわからないから、一緒にチェスができるように勉強しよう!」とお子様に伝え、まずはルールを調べることにしました。
最近はユーチューブで様々な動画があり、子供にわかりやすいチェスの説明も多くあります。
一緒に勉強していると、「もうルール覚えたよ!順番にコマを動かしてキングを取ればいいんだね!白いコマを持っている人が先に動かすんだよ!」と、理解力の高さに驚きます。。。
次に各コマの動きについても「ナイトだけは飛び越えれるんだね!面白いね!」
と楽しそうにチェスを学んでおられます。
その後も、キャスリングやプロモーションなど特殊なルールも覚え、
コマの動き方をそれぞれ練習、確認し、いよいよ実践というところですが、
またまた問題発生です。
肝心のチェスがご自宅にありません。
そこで、スマートフォンで2人の対戦ができるアプリをダウンロードしてみることにしました。
最近のアプリは対戦ができるだけでなく、初心者に配慮した、練習問題や、ルール解説、コマの動ける場所の表示など、チェスに詳しくない人でも助かる仕様が組み込まれていることに驚きました!
「これで勝負できるね!」と意気揚々のお子様。
ルールも多く、2時間ほどかけて勉強していましたが、少しも休まず、勉強している集中力に今年29歳になる予定のいそちゃんは脱帽です。
その後はアプリを使って、何度も何度も対戦させていただきました。
私はシッターといえども、これは勝負。一生懸命に勉強されていたお子様に、
手を抜くのは失礼だと思い、全力でお応えします。
はい。負けました。
負けるどころか、「これはこっちに動かした方が良いんじゃない?」とコマの動きを教えてもらっている始末・・・
シンガポールでシッターをさせていただき、お子様の学力レベルの高さには何度も驚いておりますが、遊びにとっても、その能力の高さが感じることが多々あります。
「もう1回やろ!」「いそちゃんに負けた〜。もう一回!」
何度も何度もチャレンジしているお子様の姿に、私も刺激を受け、学ばせていただくことも多くあります。
お子様おかげで、素人レベルではありますが、少しチェスができるようになったいそちゃんでした。
暫くすると、奥様がご帰宅され、お子様とお出迎えさせていただき、
「今日はいそちゃんとずっとチェスしていたよ!」と真っ先に報告されていました。
奥様から「チェスは自宅にはないですが、どうされたのですか?」とお伺いされたので、本日の実施内容とともに、アプリやYouTubeで遊ばせていただいたことをお伝えすると、「ありがとうございます!チェスには前から興味があったようですが、おもちゃなく、教えることができる人も周りにいなかったので、とても助かりました。」とのお言葉をいただきました。
お子様にも「チェス楽しかった?」との質問に、「とっても楽しかった!」と即答するお子様。
「じゃあ今度、チェスのおもちゃを探しにいこうね!」「やったぁ!またいそちゃんと勝負する!」と奥様とお子様の会話を聞き、微笑ましい気持ちになりました。
この度も大変楽しい時間を過ごさせていただき、ありがとうございました。
見守るだけのシッターではなく、一緒に遊び、友達になれる関係を目指したいと思っております。
シンガポール国内で、いつでもどこでも対応させていただく、
どこでもシッターを今後ともよろしくお願いいたします。
また一緒に楽しく遊ばせていただけることを楽しみにしております。