【コラム】お子様のお悩みについて パート3
こんにちは!どこでもシッターの いそちゃん こと磯谷です!
前回、前々回に引き続き、お子様のお悩みコラムです!
ありがたいことに、ブログをご覧のご家庭から「初めての子育てて、手探り状態ですが、悩みや接し方など、参考にさせてもらっています。」とお言葉をいただきました。
少しでもシンガポールで子育てに奮闘されているご家庭のお役に立てましたら幸いです。
今回はお子様のお悩みで3位入った、「死んだあとどうなるのか?」というお子様のお悩みについてまとめてみました!
改めてランキング表はこちらです。
- 1位:なぜ勉強しなくてはいけないのか
- 2位:友達ができない
- 3位:死んだあとどうなるのか
- 4位:運動が苦手だ
- 5位:人前で上手く話せない
- 6位:もっと小遣いがほしい
- 7位:兄弟姉妹と比べられるのが辛い
- 8位:ペットの死が悲しい
- 9位:朝なかなか起きられない
- 10位:キレイに(かっこよく)なりたい
・死んだあとどうなるのか?
誰かが亡くなったとき、子どもに「死んじゃったらどうなるの?」と聞かれ、困った経験のある方もいらっしゃるのではないでしょうか?
「生と死」について、お子様にどう伝えるべきなのでしょうか。
誰もがいつか必ず迎える「死」について、幼い子どもにどう伝えるべきか悩む保護者様は少なくなく、「義父が亡くなったとき、娘に『じいちゃんはどこに行ったの?』と何度も聞かれた」「曖昧に答えてよいものか迷う」「命について教えるのは難しい」など、さまざまな声があります。
子どもが「死」について関心を示し始める時期や、実際に「死」を理解することができるようになる時期とは?
死への関心や理解は、4歳を過ぎたあたりから深まるとされており、
ある研究で4~7歳の子どもたちを対象に、生命を維持させる身体機能についてどれくらい理解しているかを調査したところ、4~5歳の半分以上、6~7歳のほとんどが内臓の機能を理解しつつ、生命がどうやって維持されるのかを説明することができたそうです。
よって、4歳過ぎから、死のことを少しずつ理解し、6~7歳くらいで理解できていることが多いようです
子どもに「死ぬってどういうこと?」「○○はどこに行ったの?」と問われたとき、大人はどのように答えるべきでしょうか?
『お星さまになって、お空から見ていてくれるよ』『□□ちゃんの心の中に、いつもいてくれるんだよ』などと答える家庭も多いと思いますが、このような形が望ましい伝え方ではないかと思います。
大人が身近な人の死を受け止めるときも多かれ少なかれ、同じような形で死を捉えようとしていると思います。
仏壇や墓などの“会える場”があることで癒やされる部分は非常に多いものです。
一方で、死に関して私たちが最も恐れているのは、『二度と会えない』ということだと思うので、お子様にも、『もう会えないんだよ』といった袋小路状態をつくる言い方はすべきではないと思います。
死という難しいテーマなので、これが正解というものはないといえます。ただ先述のように、4歳過ぎのお子様は徐々に死のことを理解しているので、もしお子さんが聞いてきたときは、話をそらしたり、はぐらかしたりしても、疑問が残ったままになってしまいます。
分かりやすく説明してあげるのが望ましいのではないかと思います。
一方で、日本は火葬をするのが一般的なので、お骨を見ることで大きなショックを受けることも多いようです。
葬儀には参列させつつも、全て見せるのかどうかは、そのお子様の年齢や性格も踏まえて決めなければいけないところも難しいところですね。
ペットのように毎日一緒に過ごしてきた“家族”とは、『きちんと最後のお別れを』と考える保護者様も多いと思います。
その際は、家族みんなでペットをなでて『ありがとう』を言う場をつくりましょう。
その後、火葬する場合は、お骨が納められた状態になってからお子様に見せると、お子様も受け入れやすくなるのではないでしょうか。
死について教わった子どもが、死を意識したり考えたりして怖がる様子を見せたとき、保護者様や周囲の大人はどのように接するとよいのでしょうか。
死という現実は、実際に子どもたちが理解するには重い内容なので心に負担がかかります。
ペットの死などを機に、死に関して神経質になっていたり、怖がっていたりする場合は、『また、こんなことが起こったらどうしよう』と不安になっていることが多いのでしょう。
そのようなときは、『みんな元気にしているから大丈夫だよ』といったように、そうめったに起こることではないことを伝えて気持ちの高ぶりを緩和してあげて、いつも以上にスキンシップや会話を心掛けるのが大切だと思います。
今の時代、ゲームのバーチャルな世界に慣れ親しんでいるお子様たちも多いものです。そうした世界の中では、高いところから落下しても無傷だったり、倒れてもまた復活したりするなど、まるで命が2つも3つもあるような錯覚を感じさせることがあります。
お子様たちの自殺も問題になっている昨今だからこそ、命の大切さは伝えていきたいものです。大切なペットが身をもって教えてくれたメッセージを、お子様たちの生きる力に変えられたら、まさに“心の中に生き続ける存在”になってくれます。
『死』は誰にとっても重いテーマで、進んで話したいものではありませんが、その対極にある『生』を伝える場として捉えると、向き合いやすくなるのではないかと思います。
いかがでしたでしょうか?
私も起こさない頃に「死」について怖くなり、親に泣きながら相談したことを思い出しました。
お子様の悩み、不安を少しでも和らげたり、解決させることが先に生きている人間としてできることだと改めて思いました。
私ども、どこでもシッターではお子様を楽しませることはもちろん、
シンガポールで育児に励んでいるご家庭にお役に立ち続けるよう
今後もベビーシッターやキッズシッター目線での情報をアップしていきます♫
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